投資をしようと思うんだけど、米国株と全世界株の投資信託ってどっちがおすすめなの〜!?
じゃあ、今回は米国株と全世界株のどっちがおすすめか解説しようか!
お金を増やすために投資を始める人は、米国株や全世界株などの株式投資を選ぶことが多いです。
当記事では米国株と全世界株の特徴を比較しつつ、どちらがおすすめか解説していきましょう!
米国株と全世界株の特徴を比較
米国株投資信託と全世界株投資信託の特徴をまとめると下記のようになります。
【米国株投資信託の特徴】
- 米国経済は世界最大で、高い成長性が期待できる
- 手軽に分散投資が可能
- 単一国に投資することから全世界投資に比べるとリスクがやや高い
【全世界株投資信託の特徴】
- 世界中の企業に投資可能でリスクの分散ができる
- 海外の経済成長にも期待できてリスク分散効果が高い
- 成長が期待できる企業に集中しづらくリターンで劣る場合がある
米国株投資信託は先進国の中でも最大級の市場規模である米国市場に投資することができ、高いパフォーマンスが期待できる反面、単一の国への依存であるためリスクがやや高くなります。
一方、全世界株投資信託はグローバルに分散しているため、少量の投資でバランスのとれた投資が可能で、リスク分散がしやすくなっていますが、リターンにおいて米国株投資に劣る場合があります。
また、投資先や手数料、リターンについては下記の画像をご覧ください。
参照:SBI証券HP
ざっくり比較すると、リターン重視なら米国株・リスク分散重視なら全世界株…といったイメージ!
米国株と全世界株の運用実績を比較
この世界中に存在する株式市場において最も利回りの高い投資先は、米国株式市場か全世界の株式市場かという疑問もあるでしょう。
一概にどっちが優れているとは言えませんが、ここでは傾向としての違いをお伝えします。
まず、運用実績においては、アメリカの株式市場の方がほぼ全ての国を上回るような実績を残しています。
しかし、世界中の投資家がアメリカ市場に投資するため、すでにアメリカ市場の株価は高騰しており、利回りが低くなる傾向にあるのです。
とはいえ、タイミングによって、米国株式市場が良い成績を収めたり、全世界株式市場が優れた成績を収めたりすることがあります。
総合すると、過去数年間に渡り、米国株式市場の方が全世界株式市場よりも良いパフォーマンスを見せていることは事実です。
出典:楽天証券
やはり、単純にリターンを重視するなら米国市場に注目したほうがいいでしょう!
米国株のメリット・デメリット
米国株には、投資家に多くのメリットがありますが、デメリットもあります。
以下に、それらをまとめて説明しました。
米国株のメリット
米国株のメリットは下記の3つが挙げられます。
- 大規模な市場
- 大企業が多数ある
- 成長を続ける市場
まず大規模な市場として、米国株式市場は、世界で最も大きくて流動性が高い市場であり、様々な種類の株式が上場しています。
また、 大企業が多数上場しており、S&P 500は、米国内だけでなく、世界中で最も優れた大型株の指数です。
大企業が多数上場しているため、長期的に投資をする際のリスクヘッジができます。
過去のデータから、米国株式市場は総じて望ましい長期的な成長を示しています。
アメリカ経済の成長に連れて、株式市場は成長を続けていることから、高い配当・リターンを目指すことにおいて、米国株投資信託はメリットが大きいのです。
米国株のデメリット
一方、米国株のデメリットは為替のリスクや政治的・経済的なイベントが挙げられます。
為替リスクとしては、米国株式を購入する場合、米ドルとの為替比率が資産価値に影響を与えることに注意が必要です。
また、 政治的・経済的イベントの影響として、政治問題や経済の変動、社会的な問題が起こった場合、株価に影響を与えることがあります。
全世界株と比較すると米国の政治・経済事情に依存するという点は注意が必要ですね。
全世界株のメリット・デメリット
次に、全世界株のメリット・デメリットについてチェックしていきましょう。
全世界株のメリット
全世界株のメリットは、投資家が世界中の様々な国々・企業に分散投資ができることです。
分散投資により、個別の株式投資よりもリスクを分散できます。
また、異なる市場や業種に投資することで、相乗効果で投資リターンの安定化が期待できることもメリットのひとつです。
さらに、国内株と比較すると、全世界株の成長は著しく、今後の成長が期待できます。
また、全世界株には利用しやすい投資商品として世界的に受け入れられたETFや投資信託があります。
知識があまりなく、とりあえず低リスクで投資信託を始めたい方に全世界株はおすすめといえますね!
全世界株のデメリット
全世界株に投資することで、1つの国や地域で起こった経済危機や政治的リスクなど、予期せぬリスクに晒される可能性があるため、単一の国の株式に投資する場合と比較して、また別のリスクも増加します。
株価の各国同時下落など、世界的な株価の下落リスクも考えなくてはなりません。
上記の場合は、分散投資によるリスク分散効果が期待できないため、ポートフォリオ全体として投資元本の減少が生じる可能性もあります。
通貨リスクは、投資家が異なる国々で複数の通貨に投資することによって発生するリスクです。
また、全世界株を取り扱うETFや投資信託の場合、商品によって対象国・地域や業種に偏りが生じることがあります。
米国株に比べると、低リスクというだけでリスクが全くないわけではありませんのでご注意ください。
米国株と全世界株はどっちがおすすめ?
米国株と全世界株の、どっちを選んだらいいか分からないという人もいるでしょう。
ここでは、米国株と全世界株を比較し、どちらがおすすめか解説します。
結論だけ先に知りたい場合は下記の画像をご覧ください。
米国株が向いている人
米国株に向いている人としては、以下のような特徴が挙げられます。
米国株投資信託に向いている人の特徴
- より高いリターンを目指している
- 米国の成長を今後も信じている
米国株を選択すると、単一国依存するためある程度のリスクを負うことになりますが、成長が著しいため、高いリターンが望めます。
全世界株が向いている人
全世界株が向いている人の特徴は下記の通りです。
全世界株投資信託が向いている人の特徴
- 投資歴がなく経験も浅い
- リターンよりリスクが低いほうが良いと考えている
個人的なおすすめはメインは米国株、リスク分散としてある程度を全世界株といったイメージで分散投資するのがベストかと!ぼくも同様の方法で投資しています。
米国株・全世界株のファンドを購入する際の注意点
投資の世界では、セーフティーとリターンは密接に結びついています。
そこで、株式およびグローバルファンドを購入する際には、いくつかの注意点があります。
運用コストが低い商品を選ぶ
株式投資においては、運用コストも投資判断の一つになります。
ファンドであれば、信託報酬の大小がそのまま運用コストになるため、信託報酬が低く、投資先の企業と取引費用を低く保つような商品を選ぶことが大切です。
また、投資信託年間1500万円の売り上げ限度枠があるなど、税金上の面からも配当を受け取れる株・株式ファンドよりも運用コストが安い対象運用商品のハイブリッドなどの方が効率的です。
つみたてNISAやiDeCoを活用する
つみたてNISAは、積立型の少額投資非課税制度です。最大で400万円まで投資が可能で、最長5年間の非課税期間が設定されています。
例えば、月に1万円(年間12万円)をつみたてるだけで、5年後には最大で60万円の利益が非課税となります。
また、5000円から始められるため、初心者でも手軽に始められます。
積立金額や運用商品を自由に選択でき、積立金額に対する所得税の控除や、本人や配偶者の収入が一定以下の場合は、積立金額に応じた所得税と住民税の非課税枠があります。
将来の年金受給者として、老後資金を節約するための制度です。
これらの制度を利用すれば、投資に必要な資金を少しずつ貯めることができます。
また、利息や配当などの収益も非課税となるため、節税効果があるというメリットがあります。
積み立てNISAは一般のつみたてNISAに対して、個人に対して400万円まで掛け捨ての範囲がある上に、コストの負担が少なく、仮に儲かっても税金がかからないため合理的です。
また、iDeCoには積み立てプランがあり、積立金額、積立期間を設定することができます。
資産運用には、多くの手段がありますので、自身に適した方法を選ぶことが大切です。
まとめ
米国株と全世界株の投資信託の特徴を下記のようにおさらいしました。
【米国株投資信託の特徴】
- 米国経済は世界最大で、高い成長性が期待できる
- 手軽に分散投資が可能
- 単一国に投資することから全世界投資に比べるとリスクがやや高い
【全世界株投資信託の特徴】
- 世界中の企業に投資可能でリスクの分散ができる
- 海外の経済成長にも期待できてリスク分散効果が高い
- 成長が期待できる企業に集中しづらくリターンで劣る場合がある
リターン重視の米国、リスク分散の全世界…
どちらがおすすめかという当記事の結論としては「米国がややおすすめ…」といった感じです。
やはり投資をするならリターンは求めたいところでしょう。
しかし、完全に米国依存するのは少し心配という気持ちもわかります。
そこでおすすめなのが分散投資。
ぼくもこの方法で投資しています!
ぜひ、ご自身に最適なバランスを探してみてくださいね。
コメント