つみたてNISAとiDeCoってどっちがいいの〜?
それぞれ違う特徴があるんだ!
今回はつみたてNISAとiDeCoの違いについて解説しよう!
つみたてNISAとiDeCoは、それぞれ違った特徴を持っている投資商品です。
将来の資金計画において、iDeCoとつみたてNISAは重要な役割を果たします。
しかし、つみたてNISAとiDeCoの違いがわからなくて、どちらを選べばいいのか悩んでいる方も多いものです。
そこで、今回はつみたてNISAとiDeCoの違いや、結局どちらがいいのかなどの疑問にお答えします!
【比較】つみたてNISAとiDeCoの違い
つみたてNISAとiDeCoの違いを紹介していきましょう!
つみたてNISAとiDeCoの違いをまとめました。
【つみたてNISA】
- つみたてNISAの対象商品は金融庁が指定した投資信託やETFのみ
- つみたてNISAは年間40万円、20年間で最大で800万円の年間投資限度額
- 自動的に買い付けるため手間がかからない
- つみたてNISAは長期でコツコツ積み立てたい人に向いている
【iDeCo】
- 年間の掛け金上限は120万円(平成29年から。それ以前は100万円)
- 所得税からの控除額は年間で13万円or所得の一定割合
- 住民税からの控除額は年間10万円まで
- 個人が自由に選んだ運用商品に投資することができる
- 金融機関から簡単に加入でき、積立による投資が可能
上記の説明だけだと「なんのことかわからない!」という方のために、一つずつ説明していきますね。
つみたてNISA
出典:楽天証券
つみたてNISAは、国が設けた少額投資非課税制度で、年間40万円まで最長20年間、少しずつ投資をすることができる制度です。
投資した金額に対して全額の収益が非課税となるため、手軽な投資手段として人気があります。
つみたてNISAのメリット
つみたてNISAは、非課税制度が適用されるため、将来の資産形成や老後に向けた貯蓄に利用できます。
以下に、つみたてNISAのメリットをいくつかご紹介します。
つみたてNISAのメリット
- 最大800万円まで投資が可能
- 少額から始めることができる
- 積立型の投資なので迷わない
つみたてNISAには、投資の上限が800万円まで設定されています。
低い手数料で取引を行えるため、初心者から経験者まで、幅広い層が利用しやすい制度です。
さらに、投資にくある「買い」のタイミングで迷うことも、つみたてNISAではありません。
毎月少しずつ積み立てていくものなので、精神的な迷いや負荷が少ないのも魅力といえます。
つみたてNISAのデメリット
一方で、つみたてNISAには、以下のようなデメリットもあります。
つみたてNISAのデメリット
- 投資信託に関するリスク
- 一括投資できない
- 損益通算、繰越ができない
つみたてNISAで選べる金融商品は、金融庁指定の投資信託に限られます。
投資信託は、株式や債券などに投資するため、市場の変動によって価格が大きく変動することがあります。
そのため、リスクの大きな商品は対象ではないため、基本的には利益が期待できますが、運用成績によっては元本割れを起こすリスクもあります。
現在のつみたてNISAは積立専用であり、一括での投資はできません。
また、投資信託に限定されるため、株式などの直接投資ができないという制約もあります。
そのため、NISA口座内で損失を出した場合、他の非課税制度と同様、その損失を他の所得と相殺することができないようになっています。
また、繰り越しもできないため、NISA口座内での損失は次年度に繰り越すこともできないデメリットもあります。
つみたてNISAはコツコツと貯金感覚でできる投資ではありますが、当然元本割れのリスクもあります。
投資を行う以上、リスクとリターンをきちんと把握しておきましょう!
iDeCo
出典:iDeCo公式サイト
iDeCo(個人型確定拠出年金)は、企業型確定拠出年金に次いで2番目に開始された制度で、個人で加入できます。
将来の年金受給者として、老後資金を節約するための制度です。
iDeCoのメリット
iDeCoのメリットは下記が挙げられます。
iDeCoのメリット
- 高い税金優遇がある
- 企業型確定拠出年金に次いで自由度が高い
- 貯蓄を強制的に行うことができる
また、運用益も非課税になります。
iDeCoは自分で運用商品を選ぶことができ、個人で設定した投資方針に基づいて自由度が高いため、自分の投資スタイルに合わせた運用が可能です。
iDeCoは、給与から一定額を天引きして利用するため、支払っている感覚が少ないというメリットもあります。
将来の資産形成に向けた貯蓄が継続的に行われるので、将来の経済的な不安を和らげたい方におすすめです。
iDeCoのデメリット
iDeCoのデメリットは下記です。
iDeCoのデメリット
- 確定拠出金額の制限がある
- 運用に関するリスクについて十分に理解が必要
iDeCoの年間掛け金額は税制上の制限が設けられており、高額な年収を得ている人にとっては投資効果が低くなる場合があります。
iDeCoは自由度が比較的高いため、個人的な投資判断が大きな影響を与えます。
また、掛け金や運用益に対する税金優遇がある一方で、運用上のリスクもあるため、運用のリスクに関して十分に理解した上で利用する必要があります。
つみたてNISAとiDeCoはどっちがおすすめ?
つみたてNISAとiDeCoの違いはわかったけど、どちらがおすすめなの…?
これから両者がおすすめな人を紹介しよう!
つみたてNISAとiDeCo、どちらを利用するか悩んでいる人も多いと思います。
ここでは、NISAとiDeCoがおすすめな人についてご紹介します。
つみたてNISAがおすすめな人
つみたてNISAがおすすめな人の特徴は下記のようなイメージです。
つみたてNISAがおすすめな人
- 投資初心者
- 長期的な資産形成を目指す人
- 税金対策を考えている人
つみたてNISAは、初心者から経験者まで、幅広い層が利用しやすい制度です。
また、初心者でも投資リスクを抑えた運用が可能な商品が用意されており、自動分配投資や投資信託などを利用することで、簡単かつ効率的な運用ができます。
つみたてNISAは最長20年まで継続することが可能です。
長期的な資産を形成することができるため、将来の資産形成に向けて積極的に活用することをおすすめします。
また、つみたてNISAは非課税制度であるため、将来の利益が非課税となります。
iDeCoがおすすめな人
iDeCoがおすすめな人の特徴は下記です。
iDeCoがおすすめな人の特徴
- 長期的に運用したい人
- 確定拠出年金に加入している人
- 税金優遇を活用したい人
iDeCoは、将来の年金受給開始年齢までの数十年にわたる長期的な運用が可能です。
そのため、長期的な資産形成に向いています。
iDeCoは、個人型確定拠出年金の一種であり、企業型確定拠出年金に加入していない人にも利用が可能です。
しかし、企業型確定拠出年金に加入している人は、iDeCoに加入することで、確定拠出年金による年金受給額の不足分を補うことができます。
また、運用益も非課税になるため、将来の年金受給開始年齢までの運用益を非課税で得ることができます。
いずれの制度も、将来の資産形成や老後に向けた貯蓄として利用可能です。
NISAやiDeCoにおすすめの証券会社4選
つみたてNISAやiDeCoは、証券会社を通じて投資商品の購入が可能です。
ここでは、NISAやiDeCoにおすすめの証券会社を4つご紹介します。
①SBI証券
SBI証券は、国内最大手の証券会社の一つです。
多数の投資商品を取り扱っており、初心者から経験者まで幅広い層に向けたサービスが充実しています。
投資商品の情報提供や分析ツールも豊富で、初心者でも安心して利用できます。
\ 最短5分で登録完了 /
②LINE証券
LINE証券は、現在急速に利用者数を増やしている新しい証券会社です。
LINEアプリ内での取引が可能で、スマホから手軽に操作ができます。
また、手数料が安いため、初心者や小口投資家も気軽に利用できます。
③マネックス証券
マネックス証券は、1999年に設立された老舗のネット証券会社です。
多数の投資商品を取り扱っており、投資信託の購入手数料が安いことが特徴です。
また、投資顧問サービスや情報提供などで投資のサポートも充実しています。
④楽天証券
楽天証券は、楽天グループの完全子会社として運営されている証券会社です。
また、口座開設が簡単で、インターネットバンキングとの連携もスムーズなため、手軽に利用できます。
はるはつみたてNISAとiDeCoどっち派?結論「どっちもやっている!」
ここで「はるはつみたてNISAとiDeCoどっち派なの?」と疑問に思われるかもしれません。
結論「どっちも派」です!
両者に制度と性質の違いはありますが、どちらか一方しか選べない制度ではありません。
そこで、本章では私のつみたてNISAとiDeCoの状況をシェアさせていただきます!
はるのつみたてNISAの状況
まずつみたてNISAの状況ですが、年間40万円の上限である月33,000円をつみたてています。
これ以上つみたてたくても制度上できないので、最大限利用できる額を投入しています!
はるのiDeCoの状況
iDeCoのほうは、以前は月12,000円でしたが、フリーランスになってからは月67,000円を投じています。
現在、iDeCoの状況としては下記のような感じ(2023/3/8時点)です。
結構評価損益としては上々なのではないでしょうか。
iDeCoはデメリットとして積み立てると60歳まで引き出せないため、もう少し余裕のある運用でもいいかもしれません…
自身の経済状況・余裕と相談しながら適切な額を設定しましょう!
iDeCoとつみたてNISAの併用に関するよくある質問
将来の資金計画において、iDeCoとつみたてNISAは重要な役割を果たすことが分かったと思います。
最後につみたてNISAとiDeCoに関するよくある質問にお答えしていきましょう!
Q.iDeCoとつみたてNISAはどっちを優先させるべき?
A. どちらを優先させるべきかは、自分の現在の状況や目標によって異なります。
一般的には、iDeCoは老後に備えた年金計画に、つみたてNISAは将来の資産形成に向けた投資として利用されます。
Q.iDeCoとNISAを使って投資する割合はいくらが良い?
A. 投資する割合は、個人の現在の状況や目標によって異なります。
初心者の場合は、まずつみたてNISAで投資の感覚やつみたての意識を持つことがおすすめです。
その後、余裕がある場合にはiDeCoで資産形成に取り組む流れがおすすめ。
Q.iDeCoとNISAはいつから始めるべき?
A. 投資は、できるだけ早く始めた方が良いです。
iDeCoは社会保険料の控除が受けられるため、若いうちから始めることをおすすめします。
一方、つみたてNISAは、20歳以上であればいつでも口座開設が可能です。
まとめ
iDeCoとつみたてNISAは、それぞれ下記のような特徴があります。
【つみたてNISA】
- つみたてNISAの対象商品は金融庁が指定した投資信託やETFのみ
- つみたてNISAは年間40万円、20年間で最大で800万円の年間投資限度額
- 自動的に買い付けるため手間がかからない
- つみたてNISAは長期でコツコツ積み立てたい人に向いている
【iDeCo】
- 年間の掛け金上限は120万円(平成29年から。それ以前は100万円)
- 所得税からの控除額は年間で13万円or所得の一定割合
- 住民税からの控除額は年間10万円まで
- 個人が自由に選んだ運用商品に投資することができる
- 金融機関から簡単に加入でき、積立による投資が可能
また、利息や配当などの収益も非課税となるため、節税効果があるというメリットがあります。
証券会社の選び方は、投資商品の種類や手数料、情報提供の豊富さなど、様々な要素があるので、当記事を参考に自分に合った証券会社を選び、賢く運用していきましょう!
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